楽しみにしていた発表会。晴れ姿が見られると思っていたのに
子供が出たくないだなんて、
まさか、無理矢理出せないし…
何とか前向きに考えてほしいなと子供のことで頭を抱えている親御さんに
子供の心理とステップアップに導いていく方法をお話したいと思います。
〝ピアノの発表会に出たくない〟と言われたらまず考えてみること
- 上手く出来るかわからない
- 他の子と比べられるのが嫌
- 大変そうだからやめとこうかな
などネガティブ思考になっているんだと思います。
発表会が初めてのお友達や、過去の経験で自分自身で納得いかない事がある
場合、腰が重くなっている事多いんです。
そんな気持ちって大人でもよくありますよね。
私自身子供の時、友達と比べられるのが嫌で出たくないなと思っていました。
でも先生が何度も補習レッスンをやって下さったおかげで曲の全体像が
7割位つかめるようになり
すると、まぁ出てみようかな〜っと思えて
そう考えると、子供の言葉の裏に隠れている本当の理由は
ただ自信がなかったから…
でも本人もそれが理由って事に気づいて無いこと多いんです。
発表会に出たくないと言われた時の対応
だから私は生徒さんが出たくない。と言ってきたらOK!了解だよ!と伝えておきます。
(内心は違います)
そしてみんなも新しい曲にチャレンジするから○○ちゃんも一曲チャレンジ
してみようか。と声をかけ、
プレッシャーの無いところでスタートさせて気軽に
好きな曲に取り組んでもらうのです。
すると曲が仕上がる頃には本人の気持ちが好転していることもあります
ピアノの発表会で得られたもの
私自身がピアノの発表会で得られたことをご紹介します。
人前に立ってもあがらない
発表会って大勢のお客さんを前に一人舞台に上がりスポットライトを浴びる
ので、しかも演奏以外の音のしない世界なので緊張感半端じゃないです。
数ヶ月もこの日の為に1曲を練習してきたからにはやっぱり成功させたい。
そう思うと、精神を集中させる瞑想なようなことを舞台袖でやります 笑
そのおかげか大人になって友人の結婚式のスピーチや余興など人前にでる事は
余裕で楽しめちゃいます。
これは思いもよらず、身に付いていた活かせるスキルとなりました。
時間配分を計画的に…
発表会に向けて、普段よりも少し難しい曲を仕上げていく作業は
完成までの期間を逆算していかないと
譜読みして全容が何となくつかめたら
苦手な箇所や左手だけの部分練習、他の音源を聴いてみたり
そして演奏に感情表現をつけられるようになる為には
たくさんの練習が必要になってきます。こんなに〜ってくらい
それに私の苦手な暗譜も…もう盛りだくさんです 笑
だからこそ自分でいつまでにここまでクリアするぞ!と
こつこつ小さな目標に向かって頑張れるようになるのだと思います。
自分以外の人にも喜び
発表会が終わるといつもその会場にある光景です。
観客席にいたおばあちゃんやお父さんお母さんが
すごく喜んでくれて『本当に良かったです。』と言って下さるのです。
普段家にいる時とは違う凛々しく堂々とした我が子の姿に
誇りを感じないわけないですよね!
私自身も娘が舞台に立つ時は家での練習を見てきたからこそ
分身のような気持ちで祈るように見守っています。
お母さんが笑顔で何度も誉めてくれて
自分の集大成を発表できた事。
私の人生にはこれに代わる爽快感はないと思います。
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まとめ
上記以外にもピアノの発表会で得られるものは多いので、
先生とも連携して、タイミングを計りつつ
家では、ドレスや可愛い髪飾りなどをさりげなく
見せてあげるのも有効だと思います。
子供のペースを見極めながら
そっと背中を押してあげてみてください。
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